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広島大学大学院 放射線腫瘍学 教授 永田 靖 先生(放射線腫瘍医)
RTQMシステムは、広島大学病院放射線治療科で広島県内外のご施設にご協力をいただき、さらに広島県からの助成を受けて開発を進めてきた、いわゆる産官学連携により生まれたシステムです。平成26年1月に厚生労働省から公布された「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」では、放射線治療の品質管理における地域連携や施設間の連携協力がキーワードとして挙げられておりますが、RTQMシステムでは、開発当初からこれらのキーワードへの対応を視野に入れています。「広島から世界へ」を合言葉に、これからも新機能の開発に期待しております。
東京大学医学部附属病院 放射線科 助教 大熊 加惠 先生(放射線腫瘍医)
2人に1人が罹患する、がん。どの病期にあっても重要な、緩和ケア。 多職種から構成される緩和ケアチームの業務効率化を目指し、この緩和ケア情報システムのタブレット端末アプリケーションをRTQMシステム(株)様と共同で開発しました。このアプリを導入すると、患者情報をベッドサイドにいながら入力することができ、さらにその情報をスタッフ間で共有・蓄積することができます。 今後はがん登録システムと連携予定です。忙しい、そしてより良い医療を目指す 皆様にとって、スムーズな診療の一助となれば幸いです。
山口大学医学部附属病院 放射線部 副診療放射線技師長 川村 慎二 先生(診療放射線技師 / 医学物理士)
RTQMシステムは、これまで施設毎に閉じたシステムで実施されていた物理技術的品質管理を、ネットワーク型のシステムで地域連携へ拡張することを念頭に開発されています。このようにネットワークを活用した品質管理システムは前例がなく、様々な品質管理項目をRTQMシステムに統合し、臨床のワークフローに取り込むことで、我が国における品質管理に新たな展開が期待できると感じています。開発者が臨床経験をもち現場の声が届きやすいのも大きな特徴です。今後更に使いやすいシステムの開発を期待しています。
芦屋放射線治療クリニックのぞみ 診療放射線技師 秦 潔 様/田中 潔 様/大橋 厚之 様
RTQMシステムは、全ての品質管理データをサーバーで一元管理して おり、放射線治療の品質管理として必要不可欠なMU検証や標準計測を効率的に実施できる。そして、DICOM Viewer(商品名:DCM Verify)により、患者様へ治療方針、治療方法などを分かりやすく説明することができる。全体的には、Wi-fiを利用してiPadの特徴を活かし何時でも、何処でも活用できストレスを感じさせないシステムに仕上がっている。また、iPadを使用していることから、様々な操作を直感的に行うことができるため、
操作性にも優れており、持ち運びできるモダリティーのメリットを引き出している。
広島県立広島がん高精度放射線治療センター がん放射線療法看護認定看護師 岩波 由美子 様
これまで患者さんへ治療範囲や副作用を説明する際には、線量分布図をプリントアウトしたり、電子カルテがある場所に移動する必要がありました。 RTQM システムはコンパクトに持ち運べるため、その場で線量分布図を見ていただくことができます。また、以前のPlanも短時間で探すことができるので、患者さんからの質問にスムーズに対応することができると思います。